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追憶の00年代的感傷ついでに。

Haim の『Summer Girl』という曲。

須永辰緒さんの投稿でこの曲を知り、Videoを観て目がハートマークになってしまいました。

この空気感、昔もあったな。

それはいつだろう?

ああ、自分がSEND AND RETURNをスタートした頃だ。

一気に追憶的な感傷モードに突入したついでに、僕がSEND AND RETURNをスタートした頃の話を少し。

SEND AND RETURNは1999年にスタートしました。

それまでもブランドはやってたのですが、一緒に仕事をするパートナーが変わったこともあり、ブランド名も変えて心機一転的な感じで。

90年代、20代の僕はバンドを解散したり組んだりする感覚でブランド名を変えていました。

それとまあ少し前に進みたい、という気持ちの表れとして事務所を構えようと。

それまでは自宅兼でやってたので。(カタチに求めるところが、若い^^;)

で、どうせなら店舗可物件がないか?と思い、そういったとこを探し出したわけです。

どうせ高い家賃払うなら利益産んだ方がいいと思って。

で、原宿に10坪弱の小さな物件を見つけ、借りました。

神宮前6丁目の超裏通り。

俺はここに絶対客を呼んでみせる!なんてイキリましたね。

1年ぐらいはし〜んとしてまして、まあそもそもいい加減なプランで始めたことなので、いろんなことがうまくいかなかったのですが、2000年になると、流れがガラッと変わりました。

ちょうど当時宝島社からX-girlなんかを中心としたカルチャー寄りのファッションを紹介する『mini』という雑誌が発売になりました。

SEND AND RETURNはそのかなり最初の頃から誌面で紹介されてきて、その波と共に、売れたのです。

もともとメンズをやってたのですが、ユニセックスでレディースも展開していました。

そのレディースが時代にハマりまり、すごく売れるようになったのです。

僕もまさか予想もしていなかった展開でした。

思い返すと雑誌『mini』の創刊とソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイド』の日本公開が2000年。

これで空気が整って、ここから一気にって感じ、でしたね。

この時代の空気感の中でSEND AND RETURNも売れることができた。

このPVを観て、その頃のことをいろいろと思い出してしまいました。

そして彼女たちが着ている服を脱ぎ捨てる度に「自分は年齢と共に着膨れしてはいなだろうか?そんなのは何より絶対に嫌だ」と思った次第です。